消去法でオンライン中国語教室を使うことに
独学で中国語を学ぶのは限界があります。
特に中国語は発音が難しいので、やはり中国人に聞いてもらいながら練習したほうが絶対にいいかと思います。
日本で中国語を学ぶ場合、
①中国語教室に通う
②中国語カフェに行く
③中国語オンライン教室に通う
などの方法があるかと思います。
しかし、①の中国語教室は英語教室に行くより高かったりするんですよね。
なんでだろ、あんなに中国人日本にいるのにな、と思うのですが。
学習者が少なく市場が小さいために競争があまり激しくないからかもしれません。
1年前に、かなり探して、一番安いところだと思って新宿のマンツーマン中国語教室に通ってましたが、それでも50分間で3000円くらいしました。
また、 ②の中国語カフェは、あることはあるのですが、英語カフェと比べると数が極端に少なく不便です。開催されている曜日が合わないので、私はあきらめざるを得ませんでした。
ということで、私は
値段も安く、自分の家でできる③のオンライン中国語教室を、試してみることにしました。
どうやってオンライン中国語教室を選んだか
ネットで「中国語 オンライン教室」と検索すると、いくつもサイトが出てきます。
しかし、まずホームページの作りがあまり安っぽいのはNGなので、あまり範囲を広げず、検索でヒットする上から5個くらいから、選ぶことにしました。
あんまり小さいところでやるのは怖いですよね。
例えば「talk chinaトークチャイナ」というところとか、けっこう上位に出てくるんですけど、すでに閉校というかサービスが終了されたようです。クリックしてもサイトが出てきません。ひぇーって感じですね。
ここで感じるのは、英語のオンライン教室に比べると、やっぱり選択肢が少ないということ。さらにホームページの作りを見るに、その選択肢ひとつひとつもなんだか頼りないです…
しかしどうにか、以下の基準で、私は教室を選びました。
①料金(しかしだいたい、毎日25分間で、1か月8500円前後と、どこもほぼ一緒)
②講師数が多い(講師が多いということはより質が良い講師を選べるのではないかと)
③レッスン数が多い(好きなときに柔軟に授業を入れていきたいので)
その結果、よく分かんないながらも、とりあえずネトチャイというところで、無料体験2回分をしてみることにしました。
そして、2回の体験を終え、まぁ、先生も明るく感じが良かったし、スカイプでの授業も問題なさそうだったので、本申し込みをしました。
ちなみに、中国語のオンライン教室は、ほぼすべてのところで、スカイプを使って授業をします。
先に、自分のパソコンなりスマートフォンにスカイプのソフトをダウンロードせねばなりません。
しかし、スカイプなかなか便利です。音声が途切れたり画像が乱れたりはほぼないですし(5回に一回くらいちょっと声が変な風に響くときがある)、チャットも同時にできるので、難しい言葉が出てきたときは先生が、その言葉を書いてすぐ送ってくれます。
先生は必ず、カメラとマイク(つまり映像と音声)で応じてくれますが、
私は恥ずかしかったり、部屋を見せたくなかったりするので、マイクのみ使用しています。
発音で口の形まで詳しく見てもらうためには、カメラも使ったほうがいいとは思いつつ…
ということで、スカイプを使うにはマイク(人によってはカメラも)が必要です。
「ネトチャイ」の率直な感想
ネトチャイを使って、毎日25分ずつ授業をして、すでに1か月とちょっと経ちます。
感想はこんな感じ。
・明日の予約をとろう!と思い立って、先生を探すと、だいたい25人~35人くらいの先生のなかで探せます。
・先生にはそれぞれ星ゼロ~5の人気度の尺度があり、星5の人気の先生は、やっぱり授業数が多いベテランの方。星ゼロの先生はだいたい、先生を始めたばかりの方。
・人気の先生は予約がほぼとれない。たまに運良く予約がとれて試したこともありますが、やっぱり人気の先生は、授業をし慣れているし、適切にチャットを使って教えてくれるし、レベルが高いです。しかし、そういう先生は、ほんと予約とりにくいです。
・もう先生を「この人!」と決めて、かなり先まで同じ先生でおさえればいいのですが、私は毎日予定が流動的なので、悪くない先生かつ予約がそこそことれる先生3人くらいをいつも選んで予約を入れています。先生が毎回違うと、自己紹介したり授業の進め方とか決めたりがめんどうくさいのである程度固定しています。
・先日、授業のためにせっかく朝起きたのに、日本のスカイプのトラブルのために突然、授業が全面休講になってしまいました。その分は振替の授業を入れられるようなのですが。スカイプを使用している教室はこういうリスクがありますね…
・午後2時くらい~5時半くらいまでは授業はありません。
・実は今、英語のオンライン教室(ECCオンライン英会話)も毎日やっています。しかし、この英語の教室と比べると、競争が激しくないからか、中国語のオンライン教室の質は格段に下がります…
例を以下に挙げます。なんか宣伝みたいになってしまうのですが、本当に痛感していることでして…
例1)ECCオンライン英会話は、まずスカイプではなくて独自のシステムを使って講師と生徒のオンライン(講師は映像+音声、生徒は映像+音声または音声のみ)をつないでいます。スカイプの障害などのリスクを避けられます。
例2)ECCオンライン英会話は教科書システムがしっかりしています。進度に合わせて、教科書は選べます。ウェブ上で先生と生徒がテキストを共有して見ながら、授業が進められて便利です。ECCの現実の学校で使っている教科書なのか、かなり質が高いです。
一方ネトチャイ(中国語オンライン教室)の場合は、教科書は一応基準というか先生がこれなら対応できますという教科書名一覧が難易度さまざま取り揃えて公開されています。
これをamazonなどを使って自分で買って(中国の本はなかなか手に入らないし、高いんですよね…)、授業の度に本を開いて進めます。
しかし、どこまで進んだか、というのを先生側でメモったりしていないみたいで、先生が変わったらまたイチから、「この本使ってます、この本の何ページから、こういうふうに進めたいです」みたいなのをこちらが説明せねばなりません。このへんを考えると、ずっと同じ先生で入れたほうがいいんでしょうね…。
また、紙の本を見ながら、パソコンでチャットしながら授業というのはけっこう手間がかかります。
例3)先生の質も違います。ECCのほうが、接客業っぽいという、先生側のマニュアルがあるんだろうな、といつも思うのですが、生徒側が楽しく授業をできるようにいろいろと気を遣ってくれています。ECCの先生は、セブ島に暮らすフィリピン人です。
ネトチャイ(中国語オンライン教室)は、中国各地に住む、中国人の先生です。今のところ全員女性です。大学生くらいの方から割と年配の先生もいます。だいたい若いです。
しかし、朝は割と先生眠そうだったりテンション低かったりします。また気の合う先生を探すまでは空気がとっても気まずかったりします。あまり先生の教育が徹底されている、という印象は受けません。先生のもともとの能力によるところが大きく、だから人気の先生とそうではない先生の差が大きくなるのだと思います。
もちろん、先生のなかに意地悪だったり嫌な人はいません。しかし、割と人対人の人間関係をきちんと築き上げていかないと、って感じでちょっと疲れます。その点、ECCの場合は、初めての先生でも、先生側の気遣いが素晴らしく(マニュアルと教育がしっかりしているのでしょう)、初めっから楽しいのです。
今後はもっとほかも試してみます!
…という感じで、中国語オンライン教室のネトチャイは、悪くはないけど、英語のオンライン教室と比べると質は落ちる。という感想です。
今、ほかの中国語オンライン教室も試してみようと思っています。
CCレッスンというところは、大手で先生の数が多いみたいで、企業の教育もやっているみたいだし、質が高そうです。
ユニチャイナというところは担任講師が付くそうで、そうすれば先生選びも楽そうです。
体験レッスンしたら、また、レポートしたいと思います!