日本人にとって難しい発音の個別解説、第二弾です。
④ ng と n の違い
これははっきりいって、難しすぎます。
実はわたしもはっきりとできていません…。
この違いが完璧に分かるという日本人は、留学中もあまり見かけませんでした。
ただ、なんとなくわたしがなんとなくやっているのは、
ng は、思いっきり口をあけて鼻の奥のほうに響かせる
n は、短めに言って、言い終わりには舌を前歯の付け根あたりにつける
ということです。
また、例えばchen(臣)と cheng(城)では、
enとeng の部分の聞こえ方が全く異なります。
chen はチェン、cheng はチャンのように聞こえるのです。
これも、ng と n の発音の違いができていれば、
自然とこのような音になるのでしょうが、
今のところわたしは、丸ごと、この発音を覚えることによって、違いを出しています(汗)
この発音については、
引き続き発音のコツを身につけ次第、レポートします。
⑤普通の u とウムラウトの ü の違い
この違いも、日本人には難しいと言われていますね。
相原茂ほか著『中国語の文法書』(同学社)によると、
まず、普通のu は心置きなくタコのように口をまるめてつき出し、ウを言えばOKです。
もうひとつの、ウムラウトの ü は、
横笛を吹くときの口の形をして、ユとイの融合した音を出す、
「ヒュッテ」というときのユの音だそうです。
これを元に、わたしも幾度となく、中国人の先生の前で発音し、矯正してもらいました。
結果、ユをいおうとすると、yu なので、
どうしても u の音が入ってしまいがちですが、
u の音が入ると正しく聞こえないことが分かりました。
yi の音に近いといいますか、
u ではなく、i の音を出すように気を付けると、それっぽく聞こえるようです。
あとは、どんなときにウムラウトの ü で発音しなければならないのか、
これをきちんと覚えていなければなりません。
ピンイン上、 ü とあれば分かりやすいですが、
uと書いてあっても、 üの発音することがあります。
それは前に、y、j、x、qの子音がくるときです。
yu、ju、xu、quを見たら、 ü で発音するように気を付けましょう!
⑥四声の練習
最後に、四声の練習の仕方も紹介します。
これも、ニガテという人多いですよね。
わたしも、油断したり、しばらく中国語をしゃべっていないと、
四声の区別が弱くなってしまい、ネイティブに通じなくなってしまいます。
以前に韓国人のクラスメイトに聞いた四声の練習の仕方が、
とても良かったので、紹介します!
わたしも今練習しているところですが、
これが癖づくと、四声で迷わなくなりそうです。
「天来馬快」という四つの字を使います。
これは、前から一声(天)、二声(来)、三声(馬)、四声(快)になっていますよね。
まず、天天 天来 天马 天快 と唱えます。
これで、一声プラス一声~四声の組み合わさった単語をどう発音するか、の練習になります。
続けて、来天 来来 来马 来快
马天 马来 马马 马快
快天 快来 快马 快快
と読むことで、全ての通りの四声の組み合わせを練習できます。
まず、ネイティブの人にこれを読んでもらって、録音し、
それを聞きながら、
自分でも毎日練習すると、もっと良いと思います。
三声がらみの音が特に難しいですよね。
日本人とって最難関である、発音と四声、
ネイティブレベルを目指して、一緒に頑張りましょう!