中国のドラマやテレビ番組を見るのはおすすめの中国語勉強法です!
前にも、おすすめ番組紹介をした記事を書きました。(こちらからその1へ。ちなみにその3もあります。)
今日は、さらにいくつか紹介させていただきます。
今日紹介する番組は、外国人が中国語をしゃべるので、初心者にもお勧めです。
わたしも中国語を勉強し始めたときから、これらの番組を見ていました。
聞き取れなくても、字幕を見れば、けっこう意味が理解できます。
①漢語橋(汉语桥)
これは、全世界の中国語を学ぶ大学生が中国のある都市に集って、中国語を使った様々なお題に挑戦します。
予選、決勝と進むうち、どんどん脱落者が出たりして、最後に優勝者が一人選ばれます。
同じく中国語を勉強するものとして、とても刺激になりますし、彼らの中国語は(発音がいい人のは)とってもはっきりしていて聞き取りやすくて勉強になります。
私が特に好きなのは2015年に行われた第14回大会です。
この年の大会では、10人くらいまでしぼられた後に、5人ずつの2チームに分かれての団体戦で、様々なお題に挑戦する予選が長く行われました。
すると、10人のそれぞれの個性が垣間見えてとっても面白いのです。合宿を通して、10人の仲も深まっていき、青春って感じもします。
10人中、女の子は少なくて確か2人でした。中でも申素云という韓国の女の子がずば抜けて頭がよく中国語がうまくて本当すごいんです。一見、可愛らしい子なんですけど(ちょっと狡猾?w)リーダーシップや責任感も強かったりして、すごい子だなぁと本当に感心しました。
康可というイギリスの男の子も必見です。中国では、学校の勉強が良く出来て頭がいい人のことを「学覇」と呼ぶのですが、もう学覇中の学覇です。しかも彼は分かりやすく頭がいい人の性格をしていて(プライド高かったりw)、もうかわいい。しかしそんな彼も一時期ストレスで追いつめられることがあったりして、見ていて胸に迫るものがありました。
彼のライバルがイタリア出身の徐天佑。彼もイケメンです。イタリア人にもこんな人いるんだってくらい、めちゃ責任感強くて、いい人です。。あと、康可よりも人当たりがいいんですよね。康可と徐天佑のヨーロッパ男同士のライバル対決は、見どころの一つです。
…と、こんな風に個性的で魅力的な出場者たちが、無理難題に挑む番組内容です。
彼らが挑むお題は、中国の地理や文化に関するものが多く、いろいろ学べるのでお勉強にもなります。
毎年行われているようで、日本人がけっこういいところまで残った年もあるようですが、決勝などにはなかなか進めていないようです。
やはり、日本人、あんまり発音良くないからなんですかね…
②世界青年説
世界11カ国(だいたいヨーロッパなど欧米人です…)から中国に来た、中国語ペラペラのイケメンたちが、毎回視聴者から寄せられた議題をもとに熱い討論を繰り広げます。
議題は、例えば、「今ネットショッピングをしてないって、時代遅れですか?」など、現代社会にまつわるなかなか興味深いもの。
毎回1人、中国人ゲストも参加します。歌手や俳優や映画監督など、チェックしていたら中国の芸能界に詳しくなれそうです。
実は世界11カ国のイケメンたちには、基本的には日本人は入っていないのです…韓国の人はいるのですが…
しかし、たまに(というか昔の分だと)日本人の黒木という人が参加している回もあります。
とはいっても、彼の中国語は他の人に比べるとあんまり達者ではなく(特に発音が…(;´・ω・))、議論にもなかなか積極的に加わりません。同じ日本人としては少しもどかしいです。
他の国のイケメンたちは、本当に中国語がものすごい達者です。発音とかほんとうに素晴らしいです。が、しかし、やはり外国人の中国語なので、ネイティブがしゃべっているのとは違います。
それが、中国語学習にとっては、逆に聞き取りやすくて、ありがたいのです。ネイティブだとスラスラと早すぎるところを、外国人だとはっきりと発音してくれます。
特に私はカナダ人のジェームズの中国語が大好きです。彼自身もものすごくかっこいいですし、彼の中国語はすごく自信をもって、はっきりと発音しているので、なんかかっこいいんですよねー。
発言内容もスマートです。
回を重ねて見ていくと、11人の外国人イケメンたちの個性がそれぞれ分かってきて、さらに楽しくなります。
中国の今を切り取る議題が多いので、とっても勉強にもなります。
留学していた上海の中国語学校でも、たまに先生がこの番組を学生に見せていました。
とってもおすすめの番組です。
日本にもこういう番組あればいいのに、って思います。日本で外国人が討論する番組だと、日本のここがいいとか悪いとか、日本中心になってしまいがちです。または、外国人の目線での日本のすごいところ、みたいな番組が多すぎです。
そうではなく、もっとフラットに日本人も参加者の一人にすぎない、世界各国の人々の討論番組、または外国人がもっとフラットに日本を見ている番組があってもいいと思います。
もし興味があったら、YOUTUBEに、たくさんアップされていますので、ぜひ見てみてください。