去年から、上海にほぼ1年間滞在していましたが、そこで一番おいしかったものは即答で「上海ガニ!」です。
ちょうど去年の今頃は、上海ガニの季節で、スーパーにはたくさんの上海ガニが並んでいました。また、人々もなんとなく浮足立っていて、会うと話題は「上海ガニは食べた?」が多かったように思います。
ちなみに、上海ガニの旬は、メスが10月、オスが11月と言われています。メスよりオスのほうが大きいですが、メスには内子があるので、どちらも甲乙つけがたいです。
この時期はやはり上海ガニが食べられるレストランも混むのですが、やはり断然おいしいです。12月の終わりに上海ガニを食べたときは、味が全然違っていて結構がっかりしました。
今では日本に帰ってきてしまった私ですが、上海ガニの味が恋しいです。東京ではあまり手軽に食べることができません。
今日は、上海ガニの味を恋しく思い出しつつ、そのときの写真とともに紹介したいと思います。
上海ガニの季節には、悔いのないようにと、たくさん上海ガニを食べました。
なかでも上海の有名店と、知り合いに車で連れて行ってもらった湖の上のレストランでの味が忘れられません。
①成隆行 蟹王府
中国風の雰囲気で外国人にも人気というこの有名店で、まず食べました。席に着くと何グラムのこれがいくらで、何グラムのこれがいくらで…という風に生きた蟹を何匹か持ってきてくれて、それを見て、じゃあこれください、と注文。
蒸しあがった蟹は、店員さんが食べやすく解体してくれました。ここまで丁寧に足も剥いてくれたのは、このお店だけでした。
そしてめちゃくちゃおいしかったです。
サービスも味も、となるとやっぱりお値段も結構いきました…。このころ1元が19円くらいしていたのもあって、お酒も結構飲んだのでひとり1万円を超えてしまいました。あとにも先にも、上海での食事代の最高額はこのお店でした…。
②王宝和酒家
ここも、昔からある超有名店ということで、行ってみました。
このときは店内は中国人がほとんどだったのですが、外国人にも慣れているようでした。店の雰囲気も中国っぽくて綺麗でとってもよかったです。
ここでは、オスとメスの上海ガニ以外にも、蟹みそ豆腐などを食べ大満足!
蟹みそはほんとうにトロトロで…絶品でした。
③陽澄湖上にあるレストラン
上海から車で二時間くらいかけて、大人数で上海ガニを食べに行きました。
陽澄湖という蘇州郊外にある湖は、上海ガニの産地としてとても有名です。陽澄湖のカニは泥臭くなく美味しいとブランドになっているそうです。
その湖にある蓮花島という小さな島へボードで渡り、そこにあるレストランで上海ガニを食べまくりました。
大人数で行ったので、皿に山盛りの上海ガニは圧巻でした。
もう、ここの上海ガニは…産地だけに、やはり一番おいしかったです。写真のように、メスには内子がたっぷりでたまりませんでした。
見返すにつけ、上海ガニが食べたくて食べたくて…
中華料理屋に食べに行こうかなぁ…