ついに終わったー!
昨日、2016年12月4日、ついに通訳案内士の二次試験がありました。
私が受けたのは中国語。二次試験は面接でした。
都内の大学で受けたのですが、今日はそのレポと、感想をお伝えします!
(その後の二次試験の結果はこちらから…)
集合時間は受験者によって違うようでした。大学に向かうと、まずは入口にてたくさんの人がビラ配り。通訳案内士のいくつかの団体の、新人研修などのチラシでした。
空き時間にちょっと見たのですが、だいたい新人研修はどこの団体も値段が似たりよったりで、5日間で5~6万円の受講費でした。まぁ日光に行ったりして、実際に観光しながらのレクチャーなのでお金がかかるのかもしれません。
ほとんどの団体が基本は英語での講座ですが、中国語でもいくつかの団体は行っているようです。
もしもし受かったら、やっぱりこういう団体に所属して、新人研修も受けることになるのかなーと待ち時間ぼんやり考えてました。
しかしそれより先に、今はまず受かるのか!っていうところが大問題ですよね…。
受け付けを済ませると、そのまま控室で決められた席に着席します。もう外に出ることはできません。飲み物など買いたい人は受付の前に行ってください、と注意喚起がありました。
控室では、トイレに行きたい人は挙手をして、数人まとめて試験官に連れられていくことになります。けっこう厳重です。大きな控室から、順番に少し小さな控室に案内され、そこで待っていると10人ずつ呼ばれ、廊下に出ます。各受験室の外に椅子がおいてあり、そこに座るよう促されます。廊下に出て、その椅子に座ってからは3分くらいで中に呼ばれました。
その中に呼ばれるときから「请进(どうぞ入ってください)」と中国語です。
中に入ると、座ってくださいと中国語で言われました。言ったのは日本人のほうの先生です。
試験官は日本の方1人と中国の方1人です。二人ともとても優しそうな笑顔を向けてくださったのですが、とても品があるしゃべり方をされていて、声が小さめだったので、一言も聞き漏らすまいと、全身を耳にしなければいけませんでした。
私は事前にみなさんが荷物を自分が座る椅子の隣の椅子に置いたという感想を読んでいたので、言われる前に荷物を置いてしまいました。あ、っていう日本の試験官の方の反応だったので、ちょっとやってしまったかな、と思っています…。
そのあと、名前と、生年月日(年も)、そして住んでいる場所を中国語で聞かれました。ここで、住んでいる場所についてもっと突っ込まれたり、なにか私について質問があったりするのかな?と思っていたのですが、住んでいる町を聞かれたあと、すぐに第一部分の問題の説明へと入りました。
私も緊張かなりしていてぎこちなくしゃべっていましたし、質問も割と機械的な感じというか抑え目な声で聞かれたので、ここまで全く打ち解けていない雰囲気です…
撃沈の第一部分…
そして、ついにはじまりました第一部分!日本人試験官の方が読み上げる日本文をメモって、そのあと、時間をおかずに中国語に翻訳しなければなりません。しかも1分以内にまとめてくださいと言われました。
これがですね…なかなか難しい日本語文でした…そして試験官の方、もうちょっとゆっくり読み上げてくれるかと予想していたのですが、私の予想より早かったです。メモがうまくとれませんでした。あとでそのメモが自分で解読できない部分があり、内容を少し変えて翻訳したりしてしまいました。
かなりうろ覚えなんですが…
長崎の眼鏡橋は、アーチ型の橋が水面に映ると眼鏡のように見えることから命名された。1960年?に重要文化財に指定された。1982年の長崎大水害によって大きな被害を受けたが翌年修復された。
みたいな内容でした。もっと長かったので、もう一文くらいあったと思います。
いやー
アーチ型、
水面に映る
翌年
をとっさに中国語でどうやって言えばいいかわからず、もうボロボロでした。
最後、翌年をどう言っていいかわからず、えーと、えーととなっていたら、
はい、終わりです、と止められてしまいました。
第一部分は本当に難しかったです。
予想より難しい文章、そして予想より早いスピードでの読み上げでした。
対策が甘かったです。語彙力的にもまだまだでした。あーぁ…
少し笑顔が見えた第二部分!
第二部分は、3つのカードを渡され、そこから一つ選んで30秒で準備し、2分間プレゼンします。私が渡された3つのテーマは…「国立西洋美術館」「厄年」「茶室の構造」でした。
ひぇー準備したテーマは一つもありません。しかし、和室の構造について、中国語でどういうか、をかるーくですが、読んだことがあったので、それを生かそうと思い、「茶室の構造」を選びました。
プレゼンの前には中国語でどのテーマを選んだのかを、まずは言います。
時間は、止められなかったので、2分弱だったのかもしれません。
1分30秒は超えていたと思うのですが、言いたいことが尽きてしまって、自ら終わりとし、「謝謝」で〆ました。
和室の構造とだいぶかぶるのですが、たたみがあって、床の間があって、床の間には生け花がおいてあり、壁には絵がかかっている、茶道を行う部屋。特徴は入口が小さいこと、みたいなことを言いました。
先生からの質問は、和室と茶室の大きな違いは?というもの。入口が小さいことって答えました。なんで小さいの?という質問には…正直よくわからなくて、「良く分かりません…ただ、」みたいなことでなんかすごく適当に答えてしまいました。あとで、調べたら、いろいろ理由はあるようですが、位の低い人も頭を下げて入るため、茶室ではみな平等ということを表すため、のような理由があるようです。勉強が足りませんでした。
あと茶室には何人くらい入れるのか?というような質問や、あなたは茶道を体験したことがありますか?というような質問をいただきました。満点の答えはできなかったですが、なんとか懸命に答えて、試験官のお二人は笑顔で時折うなづいてくださいました。
第二部分でようやく、少し和やかな雰囲気になったような気がしました。
質問が終わると、試験終了となりました。
正直、第一部分がボロボロなので、受かっている自信はあまりありません。
こんな気持ちのままで合格発表1月17日まで待たなきゃいけないなんて…辛いです。
合格してますよーに(><)
唯一の希望は、この二次試験、合格率が結構高いこと。去年とおととしの実績を見ると70~80%の合格率があるようです。
なんとか合格に滑り込みたいです。そして早く通訳案内士として働きたいというのが今の一番の願いです。
初めまして、同じく通訳案内士を受けたものです。お互い合格しているといいですね。
初めまして!ありがとうございます!ほんと、受かっているといいですよね><