天津の有名レストラン・キースリン
天津も今日で最後だし、贅沢しようと思いたつ。
お昼ご飯に、起士林(キースリン)へ。
これは、天津で100年以上続く歴史ある洋食屋さん。1901年にドイツ人のキースリンさんによって開業したらしい。
さすがに外観も、歴史が感じられて美しい。
←ちなみに隣にはケンタッキー。新旧西洋レストラン。
期待に胸ふくらませて、開店の11時に合わせて入る。
予約しないといっぱいで入れない、なんて情報もネットで読んでいた。しかし訪れたのは土曜日であったが、12:00までに入れば余裕で席はありそうだった。
キースリンは4階建て。
1階に入口があり、2階は「VICTORY WESTERN RESTAURANT」という名前の洋式レストラン。3階はドイツ式レストラン、4階はパリ式レストラン。内装やメニューの一部がそれぞれ違っている。
私はなんとなく3階のドイツ式へ。内装がかわいい。
さて、味はどうだろうか
名物であり「大众点评」(中国での食べログのようなアプリ)での評判がいい第一位と第二位のメニューを頼むことに。
「罐焖牛肉」(=パイづづみビーフシチュー)、「起士林红菜汤」(=キースリントマトスープ)の2つ。これで合計103元。
↑このスープの皿にはみ出たやつ、普通は拭いてから客に出すよね…。
あとで気づいたが、味が被った二つを頼んでしまった。
味の感想は…手厳しくいえば、創業当時からレシピ変えてないんじゃないかと思うような昔の田舎くさい洋食だった。
そりゃそうなのか、歴史があるというのはそういうことなのか。
伝統と歴史があるために、観光としていけば満足できるが、美味しいものを求めていくとちょっとガッカリするかもしれない。
パイつづみビーフシチューは、牛肉がかなり油っこくて半分くらい残した。
トマトスープはふつー。横に添えてあるパンは湿気ていた。
相声(漫才)ふたたび…!
ちょっとガッカリしながら、タクシーで天津駅に。
ここでちょっとした奇跡が…!
タクシーに乗ったらなんと、ラジオで流れていたのは昨日生で見た相声(漫才)の人!女性かと思うような高い声、これは高校生くらいに見えるあの若い子だ!やっぱりこの人の中国語は聞き取りやすい。ラジオで相声をしていた。
運転手にこの人の名前を教えてもらった。天津では有名人らしい。于丹というそう。わーい、あとでネットで検索しよっ!
そしてのちほど検索すると、確かに相声演员でこの名前の人がいるのだが、別人だった。ガーン(涙)
というわけでこの人の名前は分からず仕舞い。今後もっと売れてほしい。
3つ目の目的地・大連へ!
さて、天津駅からまた高铁(新幹線)に乗る。次の目的地は大連。大連北駅までは5時間!
←天津駅。やっぱり天井高い。
駅のホームにて。「プラットホームの赤色印のところで待て」と放送で言われるが、表示板は茶色とオレンジしかない。どちらが赤なの?!
とりあえず、人に習ってオレンジの表示板のところで待ってたら、駅員に違うと言われる。並んでいた人みんなで茶色の表示板のところに大移動。なんだこの紛らわしさ。
長時間の移動。窓から外を眺めていると、ほんと中国広いなぁと。
←限りなく草原。
途中で隣に乗ってた赤ちゃんがめちゃ可愛かった。他人に興味しんしんで、笑いかけると笑うし、指を出すとそれを握る。
途中でわたしが外国人だとお母さんが気づく。日本人というと、おずおずと日本語をしゃべり始める。え?なんでしゃべれるの!?と聞くと、日本語をちょっと勉強していると。
大連で泊まった中級ホテル
そんなこんなで大連到着!地下鉄を使って40分くらいかけて、大連北駅から市内中心部へ。結構長い距離だけれど、地下鉄の切符5元って安いなぁ。
大連の地下鉄は、できて間もないのかとてもキレイ!あと車内放送で日本語もしゃべってくれる!ちょっと感動。
さっそくホテルにチェックイン。
明日相方が大連に来て合流するので、大連ではホテルに泊まる。やっぱり「携程旅行」のアプリを使って探した。
「日月明连锁客房」というチェーンホテルの、大连松云街友好广场店という支店。
二人で泊まれる部屋で、一晩192元なので3000円ちょっと。まぁまぁいい部屋にした。
←すみません、散らかってて…水回りはこんな感じ。
大連は屋台天国だった!
さて、夕飯を食べに繰り出す。
結局、天津街という繁華街の屋台で買い食いをして済ましてしまう。大連は夜店がたくさん出ていて、楽しい!
←これは中原小吃街。私はここを通り過ぎて天津街という通りの屋台で買い食い。
←韩式烤冷面、というお好み焼きっぽい食べ物。どの辺が麺なのかと思ったら乾麺つながったまま焼いてあった。モチモチしてておいしい。
↑スイカジュース超うまかった…冷たいし。感動の美味さだった。
↑大連は海鮮が有名ということで、イカや貝焼の屋台もたくさん出ていた。
大連は、夜だと半袖じゃ涼し過ぎるくらい。過ごしやすくていいところだ。
帰りに、マンゴスチンを買う。日本じゃ高級だしなかなか手に入らないから。しかし7個くらい買って40元だから中国でもなかなか高級だ。しかも重さの半分は食べられない皮なんだもんなぁ。
←中国に来たらぜひ食べてみてください。皮は手でむけます。
東北人はケンカっぱやい!?
この日の最後に衝撃的な出来事に出くわした。
ホテルへの帰り道、大通りのど真ん中、まだたくさんの人が往来する時間帯。
突然人だかりができていた。どうやらケンカをしてるみたい。みんなでそれを取り巻いて見ている。なんだなんだ、と私も見ていたら、ちょうどケンカをしていた男がどこからか刃物を持って戻ってきたではないか!ヒェー!
しかし、さらに驚くことに、男が刃物を見せて脅しても、ケンカ相手の女は全くひるまない。すげー!ってか危ない!さすがに刃物は周りの人(連れ?)が慌てて取り上げて、隠していた。
しかし、なおも口ケンカを続ける男女…。
「中国の東北人はケンカっぱやい、上海人は1時間でもずっと口ケンカをしているが、東北人は2分口ケンカしたらすぐに手が出る」と聞いたことがあったが、ひょっとしてこれなのか…
ってゆうかあんだけ野次馬いて、だれか警察は呼んだのだろうか。
と思いながら心臓をバクバクいわせながらホテルへと戻った。
さー明日は、大連で何をしよう。続きはこちら。